紅葉山公園トイレ

【東京都　中野区】

中野駅の南側の線路沿い、「なかのZEROホール」の裏手にある公園のトイレです。


紅葉山公園トイレ

味気の無いデザインが多い中野区の公衆トイレの中でも、見た目がちょいちょいユニークだったりします。
なんとなく、見た目ゾウさんっぽくありませんか？


紅葉山公園トイレの見取り図

まずゾウさんの鼻の裏に当たるところに、



共用の洗面台スペース。


青いリングはお湯出ない証

水道の水はプッシュ式で一定時間出るタイプ。


一般男性用トイレの様子


小用トイレは3つ。
和式トイレが1つが男性用トイレの編成。
個室にトイレットペーパはありません、というか置けるスペースも機具もございません。


多目的トイレの様子


多目的トイレはいたってシンプル。
便器1つに小さな手洗い、ほかに何にもありません――

・・・・・・いや、ありましたね。

壁の洗浄ボタン？
いやいや
手すりですか？
いやいやいや――



自転車の鍵でお馴染みのチェーンロック。



いたるところに、



かかってます！

なんだろうね、コレ。
戦利品？　いや、なんかの願掛けかしら？
あー、もしかしてアレね、アレなのかね？

「もぉう俊哉としか考えられないっ！！」
「明美！　ボクは一生キミを離さないよっ！！」
ヒシっ！！
「このトイレでチェーンロックをはめると、二人の愛は永遠になるのよ！！」
「よしっ！！　さっそく、そこの島忠中野店で買ってきたこのチェーンで錠を交わそう！！」

――みたいな・・・・・・・・・・・・脳みそ腐ってんな・・・オレ･･････

「永遠の愛の鍵」ってヤツがありましてね。
二人の名前やプリクラとかを南京錠に貼ったり書いたりしたモノを、フェンスなんかに取り付けて鍵はポイ！　鍵が無いので恋人二人の愛（ロック）はかかったまま、永遠に引き裂かれる事も別れる事もありゃしない、そんな名所が日本のどこかにあったりするんですよ。みんな信心深いのか、鍵がフェンスに鈴なり過ぎて、重さで
倒壊の可能性があるから危ない！って、フェンスごと取り替えようかと管理者には嫌がられるほど盛況なジンクスです。
二人の愛を確かめ合うというより、関係を眼に見える形でハッキリとさせ、思い出として相手を縛るために明示する“撫での呪術”ですからね。
でもまぁ少なくとも、この多目的トイレに絡まっているチェーンに名前などは書いてなかったようなので、そういった「まじない」の類ではなさそうですが・・・・・・うーん、謎ですねこのチェーン。

【評価】
【利便】☆
【清潔】△
【ユニーク度】☆
【一言】
住宅地からホームセンターや紅葉山公園などでワンクッション置かれている場所なので、なかのZEROホールの脇にある紅葉山公園に続く小道は、ストリートダンスの格好の練習場となっています。


SL　C11

また紅葉山公園にはSLが展示されており、なんか写メールで撮られる人気スポットになっておりました。

【装備】
小用×3　和式×1　多目的トイレ×1

→場所の地図