Aさんの庭トイレ

【東京都　杉並区】


ストリートビューでご覧になると、焼失前のそのたたずまいを、わずかながら垣間見ることができるでしょう。


Ａさんの庭

焼失前は「トトロの住みそうな家」として、宮崎駿監督が自著で評された家がココに有り。


手前広場が元駐車場。ここより奥が元「トトロの住む家」の敷地内

その家が取り壊されそうになった時、杉並区はこれを買い取って保存、



その上で公園化しようとしたものの･･････放火ですよ。



焼失後は宮崎駿監督のデザイン案を受け、新たにこの公園が造られたというお話し。


旧近藤邸　1924（大正13）年築

「トトロの住む家」こと「旧近藤邸」は焼失しましたが、



その家の土台は残されており、


土台の内側に芝生やバーゴラがある

庭園として整備されたその跡地に、


勝手口と風呂場の跡

当時の家の形を想い描くことができます。



さて、


家に見える「2010」はたぶん、この庭園の誕生年だと思われ

上の写真の家。
「Ａさんの庭」にあるので、「Ａさんの家」とでも申しましょうか。



この家入って右側は防災倉庫となっており、


左：男性用トイレ　右：多目的トイレ

入って左側にトイレの入り口が2つあったりします。


男性用トイレの様子

スイングドア（押し戸）の向こうは手すり付きの小用トイレが1つ。



手洗いも設置されておりますが、男性用と言っても“大きな方”は想定されておりません。


多目的トイレの様子

よって個室トイレを所望の方は、男女ほかの区別無く、こちらの多目的トイレのご利用となります。



公園といえど、時限でその立ち入りが制限される管理施設のトイレ。
ゆえに杉並区のトイレといえど、トイレットペーパーが置いてありました。



あと多目的トイレにはオストメイト専用便器、



ベビーキープも設置してあります。



洗面台の水栓は



手動タイプですが、



捻るだけでは水は出ず、



バーを上向きにあげてやる必要があります（別に捻らずともバーを上げてやれば水は出る）。









【評価】☆☆
【利便】☆△
【清潔】☆☆
【ユニーク度】・・・
【一言】
2010年07月25日に生まれた「Ａさんの庭」。
“Ａさん”の“Ａ”は、“公園に来る皆さん”とのことですから、要するにみんなの庭ってことですな。

トイレも誕生したばかりなのでキレイです。
多目的トイレがある、オストメイト設備がある、そして何よりトイレットペーパーが置いてある点で、周辺の公衆トイレとは一線を画する存在と言えますが、朝～夕までしか利用できない点が評価の分かれ目。
【装備】
小用×1　洋式×1（多目的）
※多目的
紙：○　オストメイト：○　ベビーキープ：○　緊急ボタン：○
共用（男女・多目的）

→場所の地図