アサヒビールタワー 21階トイレ

【東京都　墨田区】

隅田川

秋もうららの隅田川です。
左が台東区、右が墨田区です。
ちなみにこの辺りの堤防を「墨堤」と言いまして、墨堤と隅田川の頭一文字づつを取って名づけられたのが墨田区です。



そんな隅田川の墨田区側に建つのが、



泡の溢れるビールジョッキを模した、



アサヒビールタワー（アサヒビール吾妻橋本部ビル）。
ちなみに、器の中のオツマミ（自分的には風呂吹き大根がシックリくる）が気になるところの――隣の黄色いマスタードを乗せた黒い器は、ビアレストランやイベントホールを備えた「スーパードライホール」です。


アサヒビールタワー

この金ピカきらきらのビルの21階と22階もまたビアレストランとなっておりまして、
今回はその21階のトイレをご紹介いたします。


一般男性用トイレの様子

大理石製の洗面台に、


エピバラ　E-N

ジェル状石鹸。



金色の蛇口からはキチンとお湯も出ます。



トイレ入り口側にエアータオル。



小用トイレと個室トイレがある奥側に紙タオルが設置されています。
窓から射し込む光りが眩しいですね・・・・・・



トイレには一枚窓があり、隅田川や国技館の屋根も見えます。
「マンダリンオリエンタル東京」のトイレのそれと比べても仕方がありませんが、そこそこ良い眺めですな。


小さな子供用も使える併用型が1つ

まぁ、こちらの小用トイレは大理石製の壁に向かって取り付けられているので、下界を望んで用が足せるあちらのように開放感はありませんが・・・

・・・うーん、それにつけても



隣に建つ、上の写真左の公団住宅が無ければ・・・もっと、ここの眺望は良かっただろうに・・・・・・そう思うと惜しいことです。住んでいる人には申し訳ないですが。



個室トイレは2つ。



どちらも洋式でシャワートイレとなっております。


アサヒビールタワー21階と22階の吹き抜け

ちなみに22階のトイレも21階のトイレとその数、その装備は同じですが、


トイレのシンボルマーク

窓から見える眺望だけは



1階分高いです。
ただ、窓際に置かれた観葉植物が邪魔です。

【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆
【ユニーク度】☆
【一言】
浅草駅から地上に出て、川のほうを見るとすぐわかる、とっても目立つビルです。何せ隣の西洋カラシ（本当は“炎”）のオブジェも人の目を惹きますからね。日本人の老若男女もそうですが、対岸の水上船乗り場にやって来た外国人観光客たちも大喜びで指差してました。
【装備】
小用×3　洋式×2
シャワートイレ：○　紙：○　石鹸：○　エアータオル：○　紙タオル：○　給湯：○

→場所の地図

目黒雅叙園 5階南トイレ

【東京都　目黒区】


目黒雅叙園のトイレ第二弾です。
第二弾といっても、前にご紹介した「再現化粧室」のような派手さはありません。
っていうか、アレ別格だから。

結婚式場である2階～5階のトイレのうち、2階～4階のそれぞれのトイレにさほどの差異はありませんが、5階のトイレだけはちょっとだけかっこいいです。


5階南トイレの入り口

なんかこう・・・各階で式場のコンセプトみたいなものがあるのですが、よくわからないのが5階です。
廊下のオブジェはギリシャ風味でしょうかね。



廊下にはオムツ台があります。

他の階の小用トイレは、どこにでもある小用トイレが並んでいるだけの普通のヤツなんですが、ここは一線を画してカッコいいです。


5階　一般男性用トイレの様子

竹を割った筒の中に燦然と輝いて眩しい一粒ダネ・・・まるで竹取物語のかぐや姫のように、白肌の小用トイレが美しすぎて目を見張ります。



ちなみに、この小用トイレの洗浄はセンサー式で、センサーは足元についています。



洗面台の装備は再現トイレと同じ液体石鹸と質の良いティッシュペーパー



個室は2つで共に洋式。




どちらもシャワートイレで便座シートがついています。



個室にはそれぞれ手洗いがついていますが、1階の再現トイレのそれを除き、どの階の個室トイレ内の手洗いも使用が不可となっていて水栓を捻っても水は出ません。

【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆☆
【ユニーク度】☆
【一言】
小用トイレの目隠しのやり方が面白いです。
いずれ他の階のトイレもご紹介しますが、5階のトイレと比べるとカッコ良さではダウンです。
【装備】
小用×3　洋式×2
シャワートイレ：○　紙：○　石鹸：○　便座シート：○　紙タオル：○　オムツ台：廊下

→場所の地図

ひとみ公園トイレ

【東京都　杉並区】


トイレ探索で困ること。
それは幾つかありますが、
その内1つを上げるとするなら、まずは時間でしょうか。



公園の写真を撮っても、夜だとよくわかりません。
場合によっては不気味な場所だと誤解されます。


ひとみ公園

ひとみ公園は住宅地の真ん中に小さい公園です。
日の明るいうちだと同じ角度の写真でもこの通りです。
見た目も小奇麗な公園でぜんぜん怖くないです。



夜に写すとトイレの写真もなんだか不気味ですが、


ひとみ公園トイレ

昼間だとそこそこのデザイン、見せ窓にステンドグラス風味のトンボをあしらった可愛らしい公衆トイレです。


トイレの外の手洗い

公衆トイレには昼こそ暗いところも少なくなく、電灯のつく夜の方が撮影に適している場合もあります。
わが身の時間的制約も考慮すると、撮影時間が限られてしまい、なかなか上手くいかなかったりもするものです。



ひとみ公園のトイレは和式トイレ。
見た目の通り両側と正面に手すりがついていますが、トイレットペーパーホルダーがありません。
上の写真は日が落ちた午後6、7時頃の撮影ですからね、ちょっと不気味に思えるかもですが、昼間は天頂の明り取りから陽の光りが射し込み、なかなか明るいトイレとなっています。

トイレ探索で困ること。
それは幾つかあるのですが、昼の夜の区別はまぁ仕方がないとして、もっとも困るのがトイレ内におけるそのアイテムの有無といえます。

オムツ台やシャワートイレなど、いつ蓋を開けても存在する半恒久的な装備の確認に困ることはそうありませんが、消費されつくすと無くなってしまう“トイレットペーパー”のような存在はかなり厄介です。

例えば上のあげた「ひとみ公園」トイレ内の写真を見ると、トイレットペーパーはどこにも存在しておりません。
ホルダーはおろか、トイレットペーパーをおける棚などの場所もないですよね？

ところが別の日にこのトイレに行くと、


昼だと明るいトイレ内

手すりの上にトイレットペーパーがある・・・！

でも別の日に行くとない・・・・・・

このトイレにトイレットペーパーはあるのか・・・果たしてないのか・・・・・・トイレマッピングにおける悩みどころです。
ホルダーが無いから紙が“ある”と言い切るには不安がありまくりです。

上の写真のペーパーは、人が行う無償の善意のなせる業か、それとも公共サービスという税金の対価による必然か・・・・・・

利用者の観測によって変わるトイレの中の現状、トイレの中というミクロの世界にトイレの外側というマクロの世界が重なり合った時に発生するこの事象の発生について――私はこれを「シュレディンガーのトイレ」と名づけることにした（嘘）。

【評価】・・・
【利便】・・・
【清潔】☆
【ユニーク度】・・・
【一言】
杉並区の他の公衆トイレ事情を見れば、トイレットペーパーをデフォルトで備えている公衆トイレは、今まで私が見てきたトイレの中だけで言うなら、ありませんでした。
だからここの公衆トイレもデフォルトで無いんじゃないかと思いたいものの・・・うーん、どうなんでしょうね。
まだ見ぬ中野区の公衆トイレが存在している以上決断しかねます。
逆に、今まで見てきた公衆トイレのトイレットペーパーもたまたま無かっただけかも知れないしね・・・・・・
【装備】
和式×1
紙：？
共用

→場所の地図