西友ひばりが丘団地店トイレ

【東京都　西東京市】


2007年に200ｍばかり違えた場所に移転、
リニューアルオープンした元“西友一号店”です。


西友ひばりが丘団地店

その名の通りひばりヶ丘団地のすぐそばにある、スーパーマーケットなんですな。
トイレはこの店舗のエントランスゲート内にありまして、
多目的トイレもついています。


多目的トイレの様子


多目的トイレの装備はシャワートイレ。



オムツ台の用意もあります。


一般男性用トイレの様子


一般男性用トイレの個室も



シャワートイレ。



ベビーキープもついています。

個室は洋式が1つだけ。
そして小用便器もまた1つだけでして。
ここのこの小用便器が、


無水小便器

水による洗浄を必要としない、省エネ節水エコエコな小用便器となっております。

「水流さないなんて、臭くならないかしら？」なんて心配もあると思います。
立ち昇るアンモニアの臭い･･････想像しただけでイヤですしねぇ。
下水道が生まれ、
トイレを含めた水回りの水洗化が始まると、
下水管から家の中に立ち昇る悪臭への対抗策として、


参考

我々人類は下水管へつながる排水管を“Ｕの字”や“Ｓの字”に曲げ、
そこに水が溜まるよう工夫を施しました。


洋式便器の断面図

洋式便器内に溜まる水もそうですが、
排水管に溜まる水は悪臭を防ぐ“蓋”の役割を担っているのです。

水による洗浄は、
出したモノを洗い流す役割のほか、
出したモノで汚され臭う水の蓋を、洗浄によって新しいモノと交換します。

無水小便器と聞くと、水による洗浄がないわけですから明らかに臭い立ちそうな感じもします。
無水小便器は骨壷のような形をしたカートリッジといわれる着脱式の、いわば“Ｕの字排水管”を備え、そこに出された小水をためることで下水管から立ち昇る臭いに蓋をします。
水の代わりに小便で蓋をするわけですからね、明らかに臭い立ちそうに思えるでしょう？
しかしそうはなりません。
シールと呼ばれる「水よりも比重の軽い液体」が溜まった小水の臭いをブロック。
シールには芳香剤を含んだものもあり、
汚れが付着しにくい便器の材質・デザインの採用を含め、臭いのない無水小便器を実現させるというわけです。

こういった無水小便器は水による洗浄がないため水垢もつき難く、水資源の節約による費用対効果がひじょうに期待できるでしょう。
ただし5000～10000回の使用に耐えるというカートリッジの交換費用はかかるでしょうがね。

【評価】☆☆
【利便】☆☆
【清潔】☆☆
【ユニーク度】☆
【一言】
シールにピンと来ない人は、スープの表面に油膜を張って冷まさないように工夫したラーメンを思い出していただくと、イメージし易いかも知れませんね。
こういった無水小便器の普及はこれからでしょうな。
【装備】
小用×1　洋式×1　多目的トイレ×1
シャワートイレ：○　紙：○　石鹸：○　エアータオル：○　ベビーキープ：○
※多目的
シャワートイレ：○　石鹸：○　エアータオル：○　オムツ台：○　緊急ボタン：○

→場所の地図

小田急エース南館トイレ

【東京都　新宿区】


小田急エース南館と言うと大層な感じがしますが、
お店が並ぶ地下ストリートの外れにある公衆トイレです。


新宿西口　地下ロータリーから見る地上の風景

新宿地下街に幾つもある公衆トイレの中でいえば、
有料トイレを除いてココは、まぁ利用価値があるトイレといえるかもしれません。


一般トイレの様子


石鹸にエアータオルの装備は、東口の地下街でも見られる装備です。


一般男性用個室トイレの様子


個室は2つ、
その両方に



緊急ボタンがついています。

まぁ、この装備だけなら利用価値は無いも同然ですが、


多目的トイレの様子


多目的トイレには音姫付きのシャワートイレが装備されています。
新宿の商業ビルの多くがシャワートイレを装備済みとはいえ、
閉店時間後に利用することはできません。


新宿西口改札前

それゆえ駅改札のそばのこの公衆トイレは、
“シャワートイレでしか用が足せない”現代人たちにとっての夜の救世主、困った先の緊急避難先として、利用価値のあるトイレになるやも知れません。



ここの多目的トイレにはオムツ台もあります。


トイレ脇の通路はギャラリーになっています

【評価】☆☆
【利便】☆☆
【清潔】☆
【ユニーク度】・・・
【一言】
新宿地下通路は人の通りも多いせいか、公衆トイレの回転もまた凄まじいものがあります。それに伴い多目的トイレの利用率も上がるのでそのご利用にはご注意を。
髭を沿ったり、体を拭いたり、歯を磨いたりと、新宿地下街の公衆トイレはその利用のされ方も様々です。
【装備】
小用×4　洋式×1　多目的トイレ×1
紙：○　石鹸：○　エアータオル：○　緊急ボタン：○
※多目的
シャワートイレ：○　石鹸：○　エアータオル：○　オムツ台：○　音姫：○　緊急ボタン：○

→場所の地図

小金井公園 サイクリングセンター前トイレ

【東京都　小金井市】


他人事ながら、「これ大丈夫かっ！？」と心配してしまうトイレがあります。
子供心になら楽しげに見えるソイツの存在も、
大人になっていろいろ知ると、どうも戸惑いや恐怖の方が先に立ちます。

場所は小金井公園。
つい最近ご紹介したばかりの中央トイレの右隣、朝はラジオ体操で賑わうサイクリングセンター前のトイレです。


サイクリングセンター

サイクリングセンターは売店やら自転車の貸し出し所がある建物です。
建物の裏手は公園内を駆け巡る自転車道の入り口となっています。

このサイクリングセンターのトイレは、


サイクリングセンター前トイレ （開店状態）

コレ。


サイクリングセンター前トイレ （閉店状態）

夜間はシャッターが降り、使用できないタイプの公衆トイレとなっています。

壁には色つきタイルで描かれた一本杉の絵が見えますね？
私のいうこのトイレの楽しげで恐れを抱かせるモノはコレのことじゃあ、ありません。


一般男性用トイレの様子


男性用トイレの様子はこんな感じ。


個室トイレの様子


小金井公園にある他の公衆トイレとそのスペックに違いはありません。
特に変わったところもなければ、恐怖の対象と思える“ブツ”の存在も未確認状態です。

しかしこのトイレの恐怖の大王は、公衆トイレの外にいたのです。

それは、
そいつは、
その正体は――　(￣□￣；)


男性用トイレを表すシンボルマーク

ミッ○ーマウス！！！！

ディ○ニーランドの守護神にして稼ぎ頭。
そのご利益たるや、
かのエースパイロット、ドイツ空軍のアドルフ・ガーランドが自分が駆る戦闘機の胴体部に「手に斧と拳銃を持ち、口に葉巻をくわえたミッ○ーマウス」を描き、第二次世界大戦を生き抜いたことからも伺い知ることができます。

世界中の子供たちの中で、たぶん一番良く知られている人気の存在です。
すがった時のその宣伝効果は、もはや人智のおよばぬ神の領域といったところでしょう。

とはいえ、
ミッ○ーは合衆国政府自らが著作権法の改正を行い、その保護期間を延長してまで輔弼奉るアメリカ商業主義の象徴的存在です。
昔から「触らぬ神に祟りなし」と申しますが、
安易に利用してディ○ニーの怒りを買った中国の例を見ても、小金井公園は勇気があるというかチャレンジャーというか、それ以前に法的にダメだろうというか・・・・・・まぁ、アレだ。
たぶん許可取ってるんじゃないかな？
取ってるに違いないよね、うんうん・・・・・・・・・
1988年、ある小学校の卒業記念として、学校のプールの底にミッ○ーマウスを描いたら、ディ○ニーの日本法人から消すよう指導が来たので生徒には申し訳ないけど消しましたっていう有名なお話しもありますからね。
なんだかもぉうね、他人事ながらスゴイ心配だ！！


わんぱく広場

下界に見える白い粒や点はラジオ体操の人たち

サイクリングセンター前は多くの遊具を備えた広場となっています。


円卓会議中（卓はないけどな）

【評価】☆
【利便】☆
【清潔】☆
【ユニーク度】！(´Д｀；)
【一言】
2008年08月より未来、このトイレからミッ○ーが消えていたら･･････それは皆さん空気を呼んで察してあげてください。
小金井市は地元資源にジブリとかガイナックスを持っているんだから、トイレのシンボルマークも頼めばいいんじゃないかと思いますがどうでしょうかね。
ちなみに、
女性用トイレのシンボルマークは、将来ミッ○ーを尻の下に敷くであろうと目されている人物、恋人のミ○ーマウスです。


ちなみにタイルにコピーライトはある

【装備】
小用×3　洋式×1　和式×1
紙：○

→場所の地図