トイレと出会わぬ人類はいない
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【東京都 三鷹市】
JR武蔵境駅の西側を通る天文台通りに沿って、
ほんの2kmちょっとばかりを南へ歩くとやがて見えてくる国立の大学です。
まぁ、素直にJR三鷹、武蔵境、武蔵小金井、京王線 調布駅からバスを使うと人生楽に生きて行けます。
国立天文台三鷹キャンパス正面ゲート前
野川に至る緩やかながらも、
距離の長い斜面の中ほどに正面ゲートがありまして、
見学を希望される場合は正面ゲートに見える受付で簡単な手続きを行います。
ちなみに見学は無料です。
受付を済ませ、指定された見学コースを進むと、まずこの建物に出くわします。
この建物の手前で右に行けば展示室。
奥まで行って左を向くと、
第一赤道儀室
20cm屈折望遠鏡
1921年製の有形文化財「第一赤道儀室」が現れます。
この望遠鏡は1939年から1999年まで太陽の観察に使われていたそうです。
この建物の正面から一直線に伸びる通りは、
「太陽系ウォーキング」と呼ばれていまして、
太陽系ウォーキング
なにやら道端に変なオブジェが変な間隔を置いて立っています。
これは太陽系の距離と惑星の大きさを体験してもらうための趣向でして、
上の写真の奥の奥、行き止まりのところにある土星までの14億キロという距離を140億分の1スケールで表現しています。
太陽(14億分の1スケールモデル)
最初のオブジェはもちろん太陽。
毎日律儀に東から登る几帳面さがウリのナイスガイです。
この円の大きさが139万2000キロという太陽のビッグさを現しています。
この太陽から私の足で5歩と半歩で、5800万キロを一ッ飛び――
水星(14億分の1スケールモデル)
直径4880キロの水星の前に到着です。
太陽の大きさが直径が139万2000キロに対して水星が4880キロ。
みなさんに水星の小ささが見えますか?
水星から4歩半で5000万キロ。
金星(14億分の1スケールモデル)
金星の大きさは1万2104キロ。
うん、水星よりは大きくなりましたよね?
次に4歩で4100万キロ。
我々の住む地球に到着です。
地球(14億分の1スケールモデル)
大きさ1万2756キロ。
金星とどっこいどっこいです。
玉の大きさも変わりません。
ここから7歩で7800万キロ。
火星(14億分の1スケールモデル)
火星の直径は6794キロと、その大きさも小さく、
まるでプレートについたゴミ、何せ小指ほどの大きさもないくらいですから、プレートの止め具のようにも見えます。
ここから5億5000キロ。
46歩と大きく空いた宇宙の先に、
真珠ではありません
ようやく見えた惑星の形。
直径14万2984キロの木星様のご登場です。
木星(14億分の1スケールモデル)
要するに、
太陽をほかにして、惑星のスケールオブジェはプレートの頂点についています。
木星のような大きな惑星じゃないと、それがあまりに粒過ぎて、まるでゴミのようにしか思えない大きさなのですよ。
木星から52歩、6億5000万キロを歩き土星に到着。
ふと歩いて来た道を振り返り、7億8000万キロ先にある太陽を見やる・・・・・・
・・・・・・思えば遠くに来たもんだ。
土星(14億分の1スケールモデル)
直径12万0536キロの土星はなんだか錆びておりました。
土星の向こうにあるのは、オザナリに置かれた旧3惑星
左から天王星(直径5万1118キロ)、海王星(直径4万9528キロ)、冥王星(直径2274キロ)・・・
冥王星小さすぎ。
そりゃ惑星から外されるわ。
ちなみに天王星が太陽から28億7500万キロ。
海王星が太陽から45億220万キロ。
冥王星が太陽から59億1500万キロ。
その先は行き止まり・・・
外惑星のこの3つは距離がありすぎるので、この道の長さに収まりきれなかったのですね。
ちなみにこの道の行き止まりには、
大赤道儀室
天文台歴史観が建っています。
65cm屈折望遠鏡
歴史観の2階には、1920年代から1998年まで使われていた日本最大の屈折望遠鏡が当時の姿のまま残されています。
2階にはバイトの学生さんが詰めているので、何か聞きたいことがあったら尋ねてみるのも一興です。
1階から見上げる屈折望遠鏡の回転床
1階には、
いろいろと展示物が置いてありまして、
手回し計算機
体験コーナーには暦を計算するための手回し計算機や
パソコンを使用した天体シミュレーションマシーンが置いてあります。
さて、
見学者が利用できるトイレは、キャンパス内に全部で3ヶ所。
その3つのトイレのうち一番キレイなトイレはこの建物、
太陽ウォーキング「土星」オブジェの前にある
4D2Uドームシアター(中央ドアがトイレ入り口)
「デジタル宇宙公開実験棟に設置された、外に入り口があるこのトイレでしょう。
4D2Uドームシアターの外トイレ 一般男性用トイレの様子
なぜここのトイレが一番キレイかというと、他のトイレのうち一つは公衆トイレのような建物のため、入り口にドアがありません。なので夏は虫さんが中で羽ばたいていたりします。
もう1つのトイレは「子午環室」という建物内にあるトイレですが、男女共用で多目的トイレがありません。
今回ご紹介するこのトイレがある建物は、2007年に完成したばかりの施設なので、トイレもまだまだ新しいのです。
サティス DV-217
ちなみに3ヶ所あるトイレすべてが洋式。シャワートイレを装備していますが、ここのシャワートイレは蓋が自動で開閉するニクイ奴です。
まるで土中に身を潜め、獲物を待ち受ける地蜘蛛のように近づけばパカッ、遠ざかればパカリとその蓋を開け閉めします。
4D2Uドームシアターの外トイレ 多目的トイレの様子
多目的トイレもシャワートイレ。
こちらの洗面台には石鹸はありませんが、
多目的トイレにはオムツ台とベビーキープが設置されています。
【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆
【ユニーク度】・・・
【一言】
シャワートイレに、多目的トイレ、オムツ台の設置など、なかなか幅の広い見学者に対応したトイレを用意しています。キャンパス内を歩き回る見学には、まぁ最低一時間ぐらいはかかるので、安心できるトイレの存在を知れば、心置きなくジックリと見て回ることが可能ですね。
ちなみに「4D2Uドームシアター」での上映会は、第二金曜日と第四土曜日のみとなっています。
あと今月10月25日(土)は、一年に一度の特別公開の日です。
いろいろ展示やら観測会やらをやるらしく、50cm反射望遠鏡を使った天体観測会も開かれます。
まぁ普通の学校で言うところの、学祭みたいなものなんでしょうかね。
【装備】
小用×2 洋式×1 多目的トイレ×1
シャワートイレ:○ 紙:○ 石鹸:○
※多目的
シャワートイレ:○ オムツ台:○ ベビーキープ:○ 緊急ボタン:○
→場所の地図
JR武蔵境駅の西側を通る天文台通りに沿って、
ほんの2kmちょっとばかりを南へ歩くとやがて見えてくる国立の大学です。
まぁ、素直にJR三鷹、武蔵境、武蔵小金井、京王線 調布駅からバスを使うと人生楽に生きて行けます。
国立天文台三鷹キャンパス正面ゲート前
野川に至る緩やかながらも、
距離の長い斜面の中ほどに正面ゲートがありまして、
見学を希望される場合は正面ゲートに見える受付で簡単な手続きを行います。
ちなみに見学は無料です。
受付を済ませ、指定された見学コースを進むと、まずこの建物に出くわします。
この建物の手前で右に行けば展示室。
奥まで行って左を向くと、
第一赤道儀室
20cm屈折望遠鏡
1921年製の有形文化財「第一赤道儀室」が現れます。
この望遠鏡は1939年から1999年まで太陽の観察に使われていたそうです。
この建物の正面から一直線に伸びる通りは、
「太陽系ウォーキング」と呼ばれていまして、
太陽系ウォーキング
なにやら道端に変なオブジェが変な間隔を置いて立っています。
これは太陽系の距離と惑星の大きさを体験してもらうための趣向でして、
上の写真の奥の奥、行き止まりのところにある土星までの14億キロという距離を140億分の1スケールで表現しています。
太陽(14億分の1スケールモデル)
最初のオブジェはもちろん太陽。
毎日律儀に東から登る几帳面さがウリのナイスガイです。
この円の大きさが139万2000キロという太陽のビッグさを現しています。
この太陽から私の足で5歩と半歩で、5800万キロを一ッ飛び――
水星(14億分の1スケールモデル)
直径4880キロの水星の前に到着です。
太陽の大きさが直径が139万2000キロに対して水星が4880キロ。
みなさんに水星の小ささが見えますか?
水星から4歩半で5000万キロ。
金星(14億分の1スケールモデル)
金星の大きさは1万2104キロ。
うん、水星よりは大きくなりましたよね?
次に4歩で4100万キロ。
我々の住む地球に到着です。
地球(14億分の1スケールモデル)
大きさ1万2756キロ。
金星とどっこいどっこいです。
玉の大きさも変わりません。
ここから7歩で7800万キロ。
火星(14億分の1スケールモデル)
火星の直径は6794キロと、その大きさも小さく、
まるでプレートについたゴミ、何せ小指ほどの大きさもないくらいですから、プレートの止め具のようにも見えます。
ここから5億5000キロ。
46歩と大きく空いた宇宙の先に、
真珠ではありません
ようやく見えた惑星の形。
直径14万2984キロの木星様のご登場です。
木星(14億分の1スケールモデル)
要するに、
太陽をほかにして、惑星のスケールオブジェはプレートの頂点についています。
木星のような大きな惑星じゃないと、それがあまりに粒過ぎて、まるでゴミのようにしか思えない大きさなのですよ。
木星から52歩、6億5000万キロを歩き土星に到着。
ふと歩いて来た道を振り返り、7億8000万キロ先にある太陽を見やる・・・・・・
・・・・・・思えば遠くに来たもんだ。
土星(14億分の1スケールモデル)
直径12万0536キロの土星はなんだか錆びておりました。
土星の向こうにあるのは、オザナリに置かれた旧3惑星
左から天王星(直径5万1118キロ)、海王星(直径4万9528キロ)、冥王星(直径2274キロ)・・・
冥王星小さすぎ。
そりゃ惑星から外されるわ。
ちなみに天王星が太陽から28億7500万キロ。
海王星が太陽から45億220万キロ。
冥王星が太陽から59億1500万キロ。
その先は行き止まり・・・
外惑星のこの3つは距離がありすぎるので、この道の長さに収まりきれなかったのですね。
ちなみにこの道の行き止まりには、
大赤道儀室
天文台歴史観が建っています。
65cm屈折望遠鏡
歴史観の2階には、1920年代から1998年まで使われていた日本最大の屈折望遠鏡が当時の姿のまま残されています。
2階にはバイトの学生さんが詰めているので、何か聞きたいことがあったら尋ねてみるのも一興です。
1階から見上げる屈折望遠鏡の回転床
1階には、
いろいろと展示物が置いてありまして、
手回し計算機
体験コーナーには暦を計算するための手回し計算機や
パソコンを使用した天体シミュレーションマシーンが置いてあります。
さて、
見学者が利用できるトイレは、キャンパス内に全部で3ヶ所。
その3つのトイレのうち一番キレイなトイレはこの建物、
太陽ウォーキング「土星」オブジェの前にある
4D2Uドームシアター(中央ドアがトイレ入り口)
「デジタル宇宙公開実験棟に設置された、外に入り口があるこのトイレでしょう。
4D2Uドームシアターの外トイレ 一般男性用トイレの様子
なぜここのトイレが一番キレイかというと、他のトイレのうち一つは公衆トイレのような建物のため、入り口にドアがありません。なので夏は虫さんが中で羽ばたいていたりします。
もう1つのトイレは「子午環室」という建物内にあるトイレですが、男女共用で多目的トイレがありません。
今回ご紹介するこのトイレがある建物は、2007年に完成したばかりの施設なので、トイレもまだまだ新しいのです。
サティス DV-217
ちなみに3ヶ所あるトイレすべてが洋式。シャワートイレを装備していますが、ここのシャワートイレは蓋が自動で開閉するニクイ奴です。
まるで土中に身を潜め、獲物を待ち受ける地蜘蛛のように近づけばパカッ、遠ざかればパカリとその蓋を開け閉めします。
4D2Uドームシアターの外トイレ 多目的トイレの様子
多目的トイレもシャワートイレ。
こちらの洗面台には石鹸はありませんが、
多目的トイレにはオムツ台とベビーキープが設置されています。
【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆
【ユニーク度】・・・
【一言】
シャワートイレに、多目的トイレ、オムツ台の設置など、なかなか幅の広い見学者に対応したトイレを用意しています。キャンパス内を歩き回る見学には、まぁ最低一時間ぐらいはかかるので、安心できるトイレの存在を知れば、心置きなくジックリと見て回ることが可能ですね。
ちなみに「4D2Uドームシアター」での上映会は、第二金曜日と第四土曜日のみとなっています。
あと今月10月25日(土)は、一年に一度の特別公開の日です。
いろいろ展示やら観測会やらをやるらしく、50cm反射望遠鏡を使った天体観測会も開かれます。
まぁ普通の学校で言うところの、学祭みたいなものなんでしょうかね。
【装備】
小用×2 洋式×1 多目的トイレ×1
シャワートイレ:○ 紙:○ 石鹸:○
※多目的
シャワートイレ:○ オムツ台:○ ベビーキープ:○ 緊急ボタン:○
→場所の地図
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プロフィール
HN:
Knightou
性別:
非公開
職業:
トイレ探検家
自己紹介:
星の数ほどトイレはあれど、人生を通して出会えるトイレの数はとても儚く、そして少ない。トイレとは、船乗りに対する港――人生という大海原を彷徨いながら、人は必ずトイレに帰る……。安らぎを得る場所、お腹の嵐に遭遇したとき、緊急避難の場所として寄航するトイレ。そんなトイレについて駄文を書き連ねる不定期メモです。
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