トイレと出会わぬ人類はいない
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【東京都 目黒区】
目黒川沿いに建つ、77年の歴史を持つ料亭+総合結婚式場です。
“竜宮城”とその華美を謡われた豪華絢爛の伝統ある威風は、1991年に行われた改築後の今も健在です。
花魁通りと外の景色
正面口から弧を描く花魁通りを歩いていくと、
招きの大門
なるほど“竜宮城”のごとき雅叙園の入り口たどりつきますが、行きかう人の身なりを知れば“大隅君”ならずとも、それなりの格好で参りませんと、なんだか心細い気持ちにさせられます。
2階廊下(1階のほか他階もフカフカ)
ここより先はフカフカの絨毯が続きまして、
カフェラウンジのあったりする、ガラス張りの吹き抜けの場所に出ます。
この吹き抜けのあるエスカレーター前に、今回ご紹介する再現トイレがあります。
再現トイレ
入り口前に立つ“化粧室”と書かれたポールがないと、一見トイレだとは思えない外観です。
トイレエントランスの装飾もなんだかすごい物があります。
エントランスに入って右が男性、左が女性用となっております。
男性用トイレのシンボルマーク
男性用を示すトイレのシンボルマークはまるで百人一首の絵札風味です。
ちなみに女性用はピンク色の姫様となっております。
そしてトイレの中もです。
「うわっ!なんじゃこりゃ!?」と言いたくなるような風景で、
一般男性用トイレの様子
入り口そばに休憩処のベンチがあります・・・っていうか、トイレの中に橋がかかってます。
橋の下の川というか池というか・・・には、小銭を投げ込んでいる人もいるようです。
何かご利益でもあるんですかね?
トイレの天井はとてもとても高く、ご覧の通りの扇が描かれた金色貼りです。
上の写真に見える屋根付きの塀は、男性用と女性用を隔てている壁であります。
うーん、なんだか時代劇のセットのようです。
洗面所は太鼓橋の手前、小用トイレと個室トイレは太鼓橋を渡った先にあります。
桶型の小便器がうまくこのトイレのコンセプトにマッチしていますね。
小用トイレの後ろにドアが3つ。
螺鈿細工の施された漆のドアを中に進むと、
まるで斜陽を受けて浮かび上がる、薄暗い和室のような雰囲気の中、確かながらもひっそりとたたずむ洋式のシャワートイレが1つ。
光り射し込む窓の様子はなんだか中華っぽいですね。
個室の中には手洗いと、質の良いティッシュペーパーが用意されています。
洗面台には漆塗りの戸棚がありまして、
戸棚を開けるとトイレットペーパーやティッシュの換えが置いてありました。
個室で用を足していると何やら人の気配を感じまして、
上から注がれる視線に気づき天井を見上げてみると、
美人画
和服の見返り女性と目があいました。
3つある個室トイレの装備はみな同じものですが、
天井に描かれている美人画は、
それぞれで違います。
お好みの女性に見られながら用を足してみてください。
ちなみに上から順に奥、中央、橋のそばの個室となっています。
トイレの中にも手洗いがありましたが、
橋の手前の手洗いには石鹸が用意されています。
こちらの手洗いにも質の良いティッシュペーパーが置いてありますので、洗った手はそれで拭いてゴミ箱にポイっしてください。
DAA T-50 芳香機
トイレの入り口付近にアロマの香りを放つ芳香機が置いてあるのですが、これをエアータオルと勘違いして手をかざしている人が少なからずいるのです。
【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆☆
【ユニーク度】☆☆☆
【一言】
お食事もお泊りも挙式もけっこうなお値段を貼る高級処です。
このトイレは雅叙園の創業当時からある名物トイレ。91年の全面改築の際に当時の意匠、コンセプトを残したままリデザイン、改良を加えた新しい名物トイレがゆえ“再現化粧室”という呼び名らしいです。
文中の“大隅君”については、
書店か図書館か青空文庫 にある太宰治の「佳日 (リンク先:青空文庫版)」でもお読みになってください。
作中の舞台が「目黒雅叙園」ですから。
【装備】
小用×4 洋式×3
シャワートイレ:○ 紙:○ 石鹸:○ 便座シート:○ 紙タオル:○
→場所の地図
目黒川沿いに建つ、77年の歴史を持つ料亭+総合結婚式場です。
“竜宮城”とその華美を謡われた豪華絢爛の伝統ある威風は、1991年に行われた改築後の今も健在です。
花魁通りと外の景色
正面口から弧を描く花魁通りを歩いていくと、
招きの大門
なるほど“竜宮城”のごとき雅叙園の入り口たどりつきますが、行きかう人の身なりを知れば“大隅君”ならずとも、それなりの格好で参りませんと、なんだか心細い気持ちにさせられます。
2階廊下(1階のほか他階もフカフカ)
ここより先はフカフカの絨毯が続きまして、
カフェラウンジのあったりする、ガラス張りの吹き抜けの場所に出ます。
この吹き抜けのあるエスカレーター前に、今回ご紹介する再現トイレがあります。
再現トイレ
入り口前に立つ“化粧室”と書かれたポールがないと、一見トイレだとは思えない外観です。
トイレエントランスの装飾もなんだかすごい物があります。
エントランスに入って右が男性、左が女性用となっております。
男性用トイレのシンボルマーク
男性用を示すトイレのシンボルマークはまるで百人一首の絵札風味です。
ちなみに女性用はピンク色の姫様となっております。
そしてトイレの中もです。
「うわっ!なんじゃこりゃ!?」と言いたくなるような風景で、
一般男性用トイレの様子
入り口そばに休憩処のベンチがあります・・・っていうか、トイレの中に橋がかかってます。
橋の下の川というか池というか・・・には、小銭を投げ込んでいる人もいるようです。
何かご利益でもあるんですかね?
トイレの天井はとてもとても高く、ご覧の通りの扇が描かれた金色貼りです。
上の写真に見える屋根付きの塀は、男性用と女性用を隔てている壁であります。
うーん、なんだか時代劇のセットのようです。
洗面所は太鼓橋の手前、小用トイレと個室トイレは太鼓橋を渡った先にあります。
桶型の小便器がうまくこのトイレのコンセプトにマッチしていますね。
小用トイレの後ろにドアが3つ。
螺鈿細工の施された漆のドアを中に進むと、
まるで斜陽を受けて浮かび上がる、薄暗い和室のような雰囲気の中、確かながらもひっそりとたたずむ洋式のシャワートイレが1つ。
光り射し込む窓の様子はなんだか中華っぽいですね。
個室の中には手洗いと、質の良いティッシュペーパーが用意されています。
洗面台には漆塗りの戸棚がありまして、
戸棚を開けるとトイレットペーパーやティッシュの換えが置いてありました。
個室で用を足していると何やら人の気配を感じまして、
上から注がれる視線に気づき天井を見上げてみると、
美人画
和服の見返り女性と目があいました。
3つある個室トイレの装備はみな同じものですが、
天井に描かれている美人画は、
それぞれで違います。
お好みの女性に見られながら用を足してみてください。
ちなみに上から順に奥、中央、橋のそばの個室となっています。
トイレの中にも手洗いがありましたが、
橋の手前の手洗いには石鹸が用意されています。
こちらの手洗いにも質の良いティッシュペーパーが置いてありますので、洗った手はそれで拭いてゴミ箱にポイっしてください。
DAA T-50 芳香機
トイレの入り口付近にアロマの香りを放つ芳香機が置いてあるのですが、これをエアータオルと勘違いして手をかざしている人が少なからずいるのです。
【評価】☆☆
【利便】・・・
【清潔】☆☆☆
【ユニーク度】☆☆☆
【一言】
お食事もお泊りも挙式もけっこうなお値段を貼る高級処です。
このトイレは雅叙園の創業当時からある名物トイレ。91年の全面改築の際に当時の意匠、コンセプトを残したままリデザイン、改良を加えた新しい名物トイレがゆえ“再現化粧室”という呼び名らしいです。
文中の“大隅君”については、
書店か図書館か青空文庫 にある太宰治の「佳日 (リンク先:青空文庫版)」でもお読みになってください。
作中の舞台が「目黒雅叙園」ですから。
【装備】
小用×4 洋式×3
シャワートイレ:○ 紙:○ 石鹸:○ 便座シート:○ 紙タオル:○
→場所の地図
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プロフィール
HN:
Knightou
性別:
非公開
職業:
トイレ探検家
自己紹介:
星の数ほどトイレはあれど、人生を通して出会えるトイレの数はとても儚く、そして少ない。トイレとは、船乗りに対する港――人生という大海原を彷徨いながら、人は必ずトイレに帰る……。安らぎを得る場所、お腹の嵐に遭遇したとき、緊急避難の場所として寄航するトイレ。そんなトイレについて駄文を書き連ねる不定期メモです。
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